いつか掴めるのかな、あの星を

関西で生まれ育ったジャニオタがただ語りたいだけジャニーズを語るブログ

『いくじなし/スペシャルショー』雑感

千穐楽お疲れ様でした!!

ということでざっくり感想落としますー

 

1幕:いくじなし

私のイメージ、うのちゃん20歳前後、おすが25,6、兄(せいたろう?)28くらいの感じ

うのちゃんのセリフで「子供の頃から姉さんを知ってるんだ!」ってあるから3人は近所の幼馴染的な関係性なのかなー

せいたろう卯之吉家は左官屋で、おすがは身寄りがなく奉公してた身らしい。卯之吉家に奉公してたのかな?とも思ったけどそれで長男と結婚するのかな?その辺の時代のことがあんまりよく分からない…w

伯父が医者だしたぶん卯之吉の家はそこそこ裕福かつ身分高そう

そしてたぶんずっっと卯之吉はおすがに片思いしてて、おすがもそれを分かってたけど、長男であるせいたろうに逆らえなかった。(なんで結婚したんだろ?と思うとやっぱり卯之吉の家に奉公してたのかも?)

兄はたぶん弟への嫌がらせと自分の世話する召使いを雇うみたいな感覚で結婚したんだろうな…あの時代の長男次男って身分差めっちゃあるはずだし

で、まあ結局おすがが売り飛ばされる寸前で卯之吉が助けに入ったと…(うのちゃんかっこいいw)

最後結局うやむやにはしてたけど、健さんおじさんのセリフから卯之吉はやっぱり兄を殺してしまってたんだよな…

あまりにも兄が極悪人で、両親も伯父もその申し訳なさと、あと恐らくずっっと2人が想いあってたのが分かるから幸せになって欲しいと願って家族ぐるみでもみ消そうとしたんだね

兄の結婚も家のために泣く泣く、だったのかもね。先に弟が結婚はできなさそうだしあの時代…

 

ただ、そうなると最初のシーンで姉さんに「なんであの時逃げたの?~誰とでも逃げたって言うのか?」って詰め寄ったのがあんまよく分かんない…

2人でいっせいに突き飛ばしたのか卯之吉だけ突き飛ばしたのかは謎だけど、むしろ逃げるのは卯之吉では…?

兄を殺してしまってた卯之吉を逃げるよ!!っておすがが引っ張ったのかな?

でもたぶん嬉しかったんだろうな卯之吉…2人は共に相手の罪被って犠牲になってでもあなたに幸せになってほしいって人間だもんな

 

最後おいなりさんから去っていく時に蓮の池の上、幕の奥を2人で肩組んで歩いていくのがある意味では2人が心中したようにも捉えられて中日でぐっときた

まあ実際には死んではないだろうけど、蓮と幕の奥というのがあの世というか異世界感を出していて、たぶん1度死んだようなイメージなんだよね。2人は兄にも下総の実家にも、あの長屋にも囚われずに全く違う世界で生まれ変わって2人で仲良く暮らすんだと思う。

だから最後の最後、六助も戻ってこさせなかったし、たぶんあの2人は死ぬ時は一緒くらいの重荷を背負って2人きりで生きていくんだろうな…

 

全体を通して六助×おはなと卯之吉×おすがの2組の対比が軸になってるけど、共通して女が強いw

ただおはなとおすがの強さは異質で、六助と卯之吉の優しさも別物なんだよね

卯之吉はまあおすがより歳下で、あのキャストの中で一際幼かった。病気で弱ってたこともあってひたすら「姉さん姉さん」で、「俺の傍から離れないでくれ」「俺たちどうしたらいいんだよ」って泣きじゃくるしw

姉さんはいつか裏切るんだ、死ぬ気だ、って激重のメンヘラレベルの発言初っ端からかますし、なんかもう本当に世界の中心は姉さんだけなんだよな…

 

でもずっと一人称は「俺」だけど、1度だけおはなに語る時「私はこんな身体ですが、姉さんには幸せになってほしい」ってセリフだけ「私」なのが少し大人びた、背伸びしてそれでも姉さんを守ろうとした男らしさが垣間見えたのかな。その後すぐ「俺はどうなってもいい!姉さんだけは…」があるからそこは感情が溢れて思わずの俺なんだろうな

とにかく姉さんを守りたくて、でも怪我をしている自分では守れないからおはなに頼みこむしかないのが悔しいよね…!ってなるし、でも同時におはなが家に来た時布団被って隠れてた卯之吉が、自分からおはなに頼み込みに行くところに、あの人の世界に姉さん以外の登場人物が出てこれたのが分かって嬉しくなった。それだけおはなが優しく包み込んでくれたんだろうけど。

本当は最後めっちゃお礼言いたかっただろうな…でもそれしちゃうと全部台無しになっちゃうからぐっと堪えて去っていく2人、本当に切なくて温かかったです。

 

 

 

…まさかの1幕だけでこんな時間になったので2幕は明日落とそう!!

 

あーーうのちゃん好きだったよーー!!(語彙力)